前回に引き続き、議論する。
事前説明
話しやすそうなテーマを、Yさんが出してくれました。
男女間で友情は成立するか?
今回の目標ですが、相手の意見を受けて、自分の意見を言うことです。
前回は、自分の意見をメモしてから、全員がその意見を言うことで、意見交換会になったのですが、相手の意見を踏まえて意見を言うことが難しかったようです。そこで、今日は、意見交換をした後、他の人の意見に再度意見を重ねることで、もっと深い議論に進むことを目標にしたいともいます。
ポイントは、論点を明確にすることと、意見の根拠を意識することの2点です。
事後説明
議論は、どちらが正しいかを決めることが目的ではないです。何が正しいかを、本気で決めようとすると、パワーゲームにしかならない。その場では、気の強いほうが捨てゼリフみたくこうなんだ!って言って、まあ、これ以上雰囲気を壊したくないなあという空気を読んだ人が、黙ることで終わる。または多数決で決める。どちらも反対意見者は納得していない。
こういう対立を乗り越えて、より良い考えを見つけ出そうとする技術・つまりタフな思考力を身に付けたい。
今回してきた議論には、ポイントがありました。
友情とは何か?
その人が友情を、どのようにとらえるかによって、判断が異なります。
友情というのは、こういうもんだっていう知識は、自分で自分の中に育っています。
それはどうして育ったかというと、自分の経験を基にしているんです。
体調が悪くて授業を欠席した時に、ある人がノートを見せてくれて内容を教えてくれたり。一人ぼっちでさみしくならないように帰りを待ってくれたり、失敗しても信頼してくれるそんな経験が、友情ってこういうものだよなって勉強するんです。
それは、親や兄弟に助けてもらうということと感じ方が違う。
また、サッカー部の先輩に目が釘付けになったとか、ある男の子の前では緊張して話せないとか、気持ちもちょっと違う。
その違いが、友情とはこういうもの、家族の信頼、人に対する憧れや恋愛感情とはこういうものという、自分の体験による感覚で、学んでいくものなのです。
友情という言葉は、その人によって意味が違う。(シニフィアンとシニフィエ:ソシュールの一般言語学)
だから、経験が違う人であれば、友情とはなにかという認識は違って当然。(認識論)
その経験による、自分では言葉に表わせないような知識・認識が、意見・思考の基盤になる、根本的な拠りどころになっています。(根本仮説)
また、今の自分の関心にも影響されます。
もしね。いま彼氏がいて「その人に女の友達ができるのはいやだなあ」とか、逆に「別な子と付き合っている男の子がいるけど、自分も友達になりたい」なんと思っていると、無意識に意見に影響されることもあります。(関心相関性)
だから、自分では気づきにくい。
だから、必ず人によって意見は違う。同じ人だって、場面によって意見が違う。
だからこそ、このことを理解しておかないと、意見の違う人と分かり合えることが難しい。
自分は、このことから、このように考える。という練習と。
他の人は、何から、どのように考えるか、それはなぜかを考える練習が大切です。
「自分は、なぜそのように考えるか」を考える。
「自分の意見は正しくないかもしれない」と思う。
「他の人が、なぜそのように考えるのか」を考える。
また、感想文を書く。
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